笹川能孝とは
幼少の頃より、事業家の父から『人の上に立つ人間学』を、母から『人間的魅力と教養の大切さ』を学ぶ。30歳代前半までは家業である、公営ギャンブルに従事する事業家として采配を振りながら、この多感な時期に各界の諸先輩方より「ニッポン」という国家・社会を大きく捉える視点と本質を見抜く真髄や薫陶(くんとう)を受けたことが、笹川の「大きな人間力」を築き上げる。家業もさることながら「経営者の相談役」として、企業経営における課題等を解決し事業発展の仕組作りを共に考え、個人的な悩み・相談にも耳を傾け、様々な業界の経営者との繋がりがニッポン全土に広がる。【2008年/G8北海道洞爺湖サミット】では、並居る上場企業が数多くあるなかを中小企業で唯一協賛企業に選ばれる企業が誕生する。この快挙は、全国の中小企業に夢と希望を与える。
一方、笹川はビジネスの世界に飽きたらず公益活動にも積極的に取り組む。30代半ばには、ニッポンを担う若手が学び集える「士心道」の主宰として、活動拠点を全国に広げ、志高き人々の結集を図り、若手20人のエッセイ【熱い思いの挑戦者たちⅠ】を出版する。また、経営者が集う勉強会【SSA】では、経営者に「なごみとやすらぎ」をイメージした空間を提供し、日頃忘れがちな経営者として、一人の人間として「経営の重責を長期的に担う為には何が大切なのか」をメンバー同士で研鑽している。
この他様々な組織と有機的に関わりを持つ笹川は、地球人・東洋人・日本人そして一人の人間として、今後も世界の人々と【相互理解】を結ぶ道を、真剣に取り組んでいくことだろう。
最後に、清濁併せ飲む大きさ、そして何物にも偏らない、拘らない、囚われない広い心が笹川の最大の魅力であるが、多くの人々は自分の能力やスキルを築き上げようとするが、個々の魅力を大きく包み込む「和」がないと本当の大きな力にはならない。
笹川が日本人に強く求めているのは、まさにこの「大きい和」である。
個々の主義主張は正しくても具体的に動き出さない現代社会のなかで、笹川は必ずや「新しい価値基準」を発信し続けるだろう。